2026年1月

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釣り人の個性(一人ひとり違った癖を持っています)

当コラムにお立ち寄りいただき誠にありがとうございます。

今回のお題は... 「釣り人の個性」についてのお話です。

同じジャンルである渓流トラウトのルアーフィッシングをたしなむ私達であっても一人一人個性というか癖みたいなものがあり、同じ道具であっても使い手が変わればそれぞれに違った道具になりうることもあります。

例えばルアーひとつをとっても、Aさんにとっては凄くよく釣れるルアーであっても「凄く釣れるルアーだから使ってみて」と友人Bに使ってみてもらったとしても、必ずしも同じように釣れなかったなどという事はままある話で「僕には合わなかったルアーかも...」と感じることもあるでしょう。

この、合う、合わないこそが使い手の癖に左右されるところで、ルアーを落とすスポット、トレースコース、ルアーアクションの入れ方は主にロッド操作によるものかリーリングによるものか、その際のロッドの角度、立ち位置の好みや癖の違い。

さらに使用タックルの違いについてはラインの種類、太さによるスイミングレンジの違いや流し方、ロッドの硬さ、長さによってもルアーにアクションを加えた際のキレの差となって現れますし、リールの巻取りスピードも違えばなおさらです。

それぞれ個人個人で個性があるため釣果にも差が出るのがまた釣りの面白いところであるのですが、自分だけ釣れなかった日などは正直気持ちも沈みがちになるものです。

 

そういえばトラウトフィッシングからは話がそれてしまうのですが、そういった個性による釣果の差が出にくくする事をやってのけていた近海ジギングの乗合船の事を思い出したので、例え話としてお聞きください。

当時、瀬戸内海でもブリなど青物を狙った近海ジギングが流行りだしていた頃、お客さんからジギングの予約を受ける際に、細かく使用タックルの指定が船長からされるという結構有名な船宿があり、使用するラインの太さ、ショックリーダーの太さの指定、長さ何ヒロという指定、確かリールについてもスピニングの何番という指定、メタルジグに至っても当時スリム系ジグの代名詞となっていたP-boyジグの何グラムといった事に加え、いざ実釣となってからも船長の合図で毎回全員が一斉にジグを落とし、着底したらロッドはしゃくらずにリーリングのみで早巻きといった釣り方にも細かい指示が出されていたようです。

通常、乗合船では釣り座の違いこそあれ、ポイントに関しては船長が連れて行ってくれる場所で同じなわけですが、船中で竿頭の人も居れば坊主に終わってしまう人も居てそれもテクニックだったり道具の違いや釣り方の個性によるものも大きいと言えます。

前述の使用タックルに釣り方まで指示をするジギング船は、個性を排除することで釣果の差を出にくくしてお客さんみんなに釣果があってほしいという、その船長なりのホスピタリティだったのかもしれません。

確かにそこの船宿さんの戦績は毎回目を見張るものがあり、全員で歩調を合わせた動きを取る方がオマツリにもなりにくいし小魚の群れが一斉に泳いでいるようなジグの群れとなるわけですから魚も合理的に沢山釣れたのかと思われます。

すべて船長の指示に従ってもとにかく釣りたいという方には合っていると思います。

僕たちは自分の釣り方、好きな道具立てで釣りをしたかったので乗ることがない船でしたが... 船首よりにキャビンがある少々珍しい形をした船だったため一見してそうだとすぐわかったので、釣友は「あ、奴隷船キタw」などと少々ひどい揶揄をしていたので「動きが統率されたガレー船の事では?」というと「いや、船長の言いなりだし」などと軽口を叩いていたことも既に30年近くも前で、さすがに現在では同じことはしていないと思います(古い話ですみません)

こういう乗合船に限らず、フィッシングガイドさん達には必釣パターンを持たれていて、この時期この時間このルアーやフライを使用して「お客さん、念のためこれ持ってきてくださいね」とか、または現場で手渡したりして「あそこにキャストして」「巻いて巻いて」「止めて」など細かく指示をして釣らせてくれようとする、そういう釣りもたまには良いものですが、基本的には自分でいろいろ考えて実行する釣りが好きな私はガイドフィッシングを楽しむことはほとんどありませんが皆さんはいかがでしょうか。

 次回のコラムも引き続き釣り人の個性・第二回目以降・「キャスティングの個性」「メーカーが思うロッドのテスターに向いている人」と続いてまいります。 お時間がありましたらお立ち寄りください。

今回のコラムは、私達の「割りと身近にある食物連鎖」について一緒に考えていきたいと思います。

皆さんは、トラウトオフシーズンにソルトのライトゲームなどやっておられますでしょうか。

私は昔からソルトのライトゲームが好きで、オフシーズンだけでなく渓流が解禁になった時期でも渓流釣りの後に夕方に峠を下って、腹ごしらえをしてから漁港でアジングやメバルゲームを楽しむことが多かったのですが、通い慣れた地元以外の詳しくない場所であっても、以下のことについて考察しながら場所の選択を行っていました。

それは、今回のお題でもあります身近な食物連鎖にかかわることで、結構当たりを引くことも多かったのでそのことをお話しします。

私たちはアジングやメバルゲームというと、常夜灯が灯る足場の良い漁港などが多いですが、私はそれに加えて川の河口が絡む場所、そして更にその河川の流域に沼やため池が水路などで繋がっているような場所を優先してポイント選びの条件としていました。

●その理由とは...沼やため池ではアオコなどをはじめとする藻類(植物プランクトン)が発生しやすく、それらは降雨のタイミングなどで水路を伝って川へ流れだし、やがては河口に近い汽水域でイサザアミなどの動物プランクトンの餌となります。

イサザアミはアミエビと呼ばれている言わずと知れたアジやメバルの重要な餌動物であり、このアミエビ等の動物プランクトンの餌である植物プランクトンが多く発生しやすいため池や沼にリンクした川に接している漁港などの常夜灯がある護岸エリアは、このような理由で一級ポイントと考えています。

↑写真はタングステンのヘッドでエビっぽいイメージで作ったジグニンフでスピニングタックルでもキャストでき、アジングのジグ単のように使えます。

そして、地図で見ただけでは一見河川とつながっていないように見えても、池の排水等の理由から暗渠で河川とつながっている場合がほとんどでそういう水路や河川を通して海とつながる池にはウナギが遡上していてぶっ込み釣りで釣れたりします。

また、経験上興味深かったのは河川の中、上流域で河川改修などの工事が行われ、土手や川底を掘り返すなどの影響が出ている川の河口部では土中のミネラルや有機物が流れ出し、それらが植物プランクトンや動物プランクトンの餌になって河口部でアジやメバルの良いポイントとなっていたこと。

アミエビは植物プランクトン以外にも微細な有機懸濁物(デトリタス)も食べるので頷けます。

こういうデトリタスはゴカイ類の餌にもなっています。

つまり、アジやメバルの餌になるプランクトンが発生しやすい冨栄養の環境が成り立っているところの方が良いポイントになりやすく、そういった場所で釣りをしているとさらにアジなどの小魚を狙ってワラサなどのフィッシュイーターが現れたり、私の足元までアジを捕食しにスナメリイルカが数匹出現した経験もあって、まさにそこで食物連鎖が行われていたという事になります。

このように様々な自然の営みに思いをはせ、自分なりにポイントを絞り込んでいく作業は非常に楽しく、読みが当たった時の充足感はネットなどで得た情報を基にしたポイント選びとは比較にならない経験値という財産になると言えるでしょう。

新年あけましておめでとうございます。
今回のコラムのお題は、●コイ科のフィッシュイーターはルアーのシルエットにシビアです⁉●
でございます。
コイ科は淡水魚のグループとしては最大の科でありますので、今回はルアーで狙えて私たちの最も身近な存在のカワムツとハスについて一緒に考えていきたいと思います。



タイトルにあるように、カワムツやハスなど小魚を捕食するタイプのコイ科魚類が、トラウトに比べてルアーのシルエット次第で興味を示す、示さないの差がはっきりと感じ取ることが出来たエピソードをお話しします。
小さなスピナーやマイクロプラグなども効果的なのですが、今回のお題であるシルエットの差が同じカテゴリーのルアーでわかりやすかったスプーンを一つの例として考えていきましょう。

スプーンというとまず思い浮かべるのはオーソドックスなティアドロップ型がありますが、こちらのシルエットは楕円というか全体的に丸みを帯びています。
そして、今回のお題の主役、スリムシルエットなスプーンの代名詞、HUSルアー(ハスルアー)はその昔、エバンスというメーカーが製造していましたが、現在はルーハージェンセンというメーカーになっていてラパラジャパンさんが日本では取り扱っています。


普通のティアドロップ型シルエットと、スリムシルエットのスプーンで圧倒的な差を感じ取ったのは小鮎遡上時期のハス釣りで細身のHUSルアーは中層ただ巻きで良く釣れるのに対し、ティアドロップ型にはほぼ反応ゼロ...

唯一、ティアドロップ型で釣果を得られたのは水面で「バシャバシャ...!」とトップウォーターのように飛び出すか飛び出さないか絶妙なアクション(バジングと呼ばれるテクニック)でルアーを見切られにくくしたら釣ることが出来たという事。
これについては水面を荒らすことでルアーのシルエットを魚が把握しずらかったという事だと私は直感しました。

琵琶湖でハス狙いの方がトップウォータープラグを多用されるのも頷けます。
また、カワムツ狙いのマニアックな方はマイクロトップウォータープラグで楽しんでいる方もいるようです。

比較的、特別なテクニックは必要としない、投げて巻くの繰り返しで好釣果を得られたのはHUSルアータイプのスリム系スプーンでこれはハス、カワムツ共通で感じ取ることが出来ました。

ちなみに、ウグイに関しては少し違っていて、とにかくキラキラ反射するルアーに反応が良く、小さなメタルバイブも良く釣れます。

かく言う私も手作りでステンレスのばね鋼の厚み1mm幅5mmを加工した細身のスプーンをカワムツに対して比較検証したことがありましたが、予想通りティアドロップ型に対して圧勝という結果でした。

日本のメーカーで「HUSルアー」にそっくりなものも多く販売されていますが、元ネタはこのHUSルアーになります。

HUSルアーの現行モデルは4gからとなっていますのでハスにはちょうど良いですが、カワムツには少し大きいため他のメーカーで探してみたところ「ルアーレップ」というメーカーで2.5gがありました。
ルアーのパッケージにもオイカワのイラストが描かれております。
メーカーページによるとオイカワ・カワムツ等でテストされたようですので期待できそうですね。

チャビングもはやりつつありますが、誰でもどこでも、小さいルアーなら何でも釣れるというほど甘くありませんので、細身シルエットの3g以下HUSルアータイプのスプーンも是非お試しいただきたいと思います。

鮭稚魚や小鮎が川にいる時期はBUX3gや5.5gがトラウトにはすごく効果的なので、トラウトはスプーンのシルエットよりもアクション重視なのかもしれませんね。

ちなみに、ハスという魚は元々琵琶湖固有種であったものが、琵琶湖産の鮎が全国に向けて放流された際、鮎に混入して生息域が拡散され関東でも釣れる場所があり、それらの生き残りは国内外来種という事になります。

ただし、湖産鮎放流場所のどこでも定着できたわけではなく琵琶湖特産である性質上、川の下流に受け皿となる湖やダム湖が無いとなかなか生存が厳しかったようで、逆に言えば「アユ釣り場で過去に琵琶湖産アユの放流歴があり、アユ釣り場の下流は海ではなくダム湖がある」そういう条件で絞り込めばハスが生息している可能性が高いと言えます。
琵琶湖産の鮎にとってもハスにとってもそういう場所が生存し易かったと推測できます。


かねは商店本拠地の群馬県で私自身が開拓したハスのポイントは、神流川。
神流川といえばハコスチ釣り場が有名ですが、上野村漁協管轄エリアよりも下流の神流川漁協管轄エリアで、神流湖(下久保ダム)が受け皿となる釣り場、神流湖上流の柏木橋~柏木堰堤~諏訪橋のあたりが実績が高くお勧めです。

ただし、ハスは鮎の遡上にリンクしている為アユ釣りシーズンと重なりますので鮎釣りの人がいるときは邪魔にならない場所に少なくとも30m以上は離れて釣りをするように心がけてください。

神流川漁協の日釣り券は全魚種¥1,000-で群馬県内ならセブンイレブンのマルチコピー機での購入や、スマホでフィッシュパスで購入できるほか、取扱店や釣り禁止場所の確認も合わせて神流川漁協さんのホームページにある遊漁規則を開いて事前情報をゲットしてくださいね。
サーフェスゲームにおけるエサ動物の習性と釣り人側の勘違い
私達がトップウォータールアーでターゲットを狙う時、魚は好奇心や闘争本能以外にも、ルアーを餌と認識して襲い掛かっていることもあるので今回はその餌動物に襲い掛かるフィッシュイーター達の習性について一緒に考えていただきたいと思います。

まず最初にお話しするのは「エビ」についてです。
トップウォータープラグとエビというとピンとこない方も多いかと思いますが、元々、海外メーカーのポッパーなどではクリアやシナモン系のシュリンプカラーは昔からよく使われていて、湖の岸際などではバスやトラウトに追われたエビが水面を飛び跳ねて逃げ惑う姿を目撃することがありますので、ポッパーやスプラッシャーにエビカラーがあることは十分頷けます。

クリア系エビカラーのポッパーは国内ルアーメーカーのものですとクロダイ用のポッパーやペンシルといったトップウォータープラグに多く見受けられ、近年では有名な浜名湖以外でもクロダイをトップウォーターで狙う方は多くなっています。

最初はクロダイゲームを例にとってお話しします。

このクロダイゲームでしばしば囁かれるのは、「ルアーを動かし続けなければ見切られる」「ポーズを入れるとルアーを追うのをやめてしまった」など。

これ、実は追われるエビと、エビを捕食したいクロダイの関係について勘違いされている方の言い分なのです。
「エビで鯛を釣る」といわれるようにクロダイもエビが食べたくて湾内の浅瀬や河川内に入りエビを探してうろうろしている姿を見かけることがありますが、エビを発見したクロダイは突進してエビに襲い掛かり、追われたエビは浅瀬で逃げ場を失って水面を跳びはねて逃げようとします。
このシーンこそまさにトップウォータープラグで水面をアクションさせている光景。

肉食魚を水槽で飼育して生きたエビを餌として与えたことがある方は想像がつくことなのですが、エビは瞬発力はすごいのですが持久力は無く、「ピン!ピン!」と鋭く逃げた後には、「ジワーッ...」とゆっくり沈んでいくのでその際に捕食されてしまうことが多い。

クロダイが水面のルアーを深追いしない理由は、何も見切ってしまったわけではなく水面を逃げ惑った後にスローに沈んでくるエビの習性を知っているから沈んでくるのを待っている為と私は考え、スーパースローシンキングにウエイトチューンしたスプラッシュプラグで好釣果を得ていました。
この持論については、この釣りを相当やりこんだ経緯があるため自信があり、そういうクロダイルアーが販売されていないのは不思議ではありますが、トップウォータープラグではないもののスローシンキングのプラグでは、ブリーデンの「えびのさんぽ」というルアーはゆっくりただ巻きでも非常によく釣れます。

エビの群れにボイルしているニジマスをたくさん釣った経験も日光中禅寺湖で、モンカゲロウのハッチの時期にエビが追われているのを目撃したので、モンカゲロウのドライフライから、手持ちがあったウェットフライに結びかえて、キャストして着水したらフライではあまりやらないティップを「ピッ!ピッ!」とあおって沈めるといった追われるエビを意識した釣りで、サイズは小型であったもののたくさんヒットさせることが出来た記憶があります。

エビの他、トップウォータープラグといえば、他に思い浮かぶベイトは虫と小魚。
かねは商店でも数年取り扱いを継続しているへドンのティニートーピードといったスイッシャープラグですが、自分的には小魚というよりはイナゴやバッタが水面に落ちて「ピンピンと水面をもがく」のをイメージして使っていたのですが、これも少々違っていたようでトラウトにとっては鮭稚魚などの小魚と思って捕食していたことが大半を占めていたようで、サケマスの稚魚が河川から消えたシーズンではスイッシャーなどのアクションをさせるトップウォータープラグへの反応はなくなり、普通にスプーンやミノー、またはトップウォータープラグではセミの時期にシケーダープラグのナチュラルドリフトへと反応するルアーが変わっていくことが季節の進行を通して感じ取ることが出来ました。

ティニートーピードのページ→ https://www.kaneha.jp/product/356

湖ではワカサギの接岸にあわせてトラウトが岸寄りをしている時期という事になります。

トラウトを河川でトップウォータープラグを動かして釣る釣りに関して鮭鱒の稚魚やウグイといった小魚の存在の有無が鍵になるようです。
また、ベイトフィッシュパターンのトップウォータープラグの色に関しては、エビの場合と違い派手なチャート系カラーでも良く釣れるのでそれほどカラーにシビアでは無さそうです。

オフシーズンのマス釣り場では12月上旬くらいまではトップウォータープラグの釣りでも楽しめますし、天然の河川ではゴールデンウィークあたりから水面でエキサイティングなゲームが楽しめますので皆さんも是非お試しください!
フェザーフック・フェザージグ(ついでにプラスチックワーム)についての私的考え

フェザーフックとは、フックシャンク部分に羽や毛、化繊などがついているもので、フェザージグとはそのジグヘッド版。

ネイティブトラウトアングラー界隈ではあまり使う人は少なく、ともすればミノープラグやスプーンといった王道ルアーから道を外れた邪道的なルアーとお考えの方もおられるとか...

 

邪道とは呼び方が良い感じがしませんが本筋を外れたアウトサイダーやアウトローと同義ですので、こういった面白味があるルアーは今後アウトロー的ルアーとでも呼ぼうではないですか。

 

私がルアーというものに目覚めた1980年~頃にはすでに釣具店でフェザージグ3個パックとか、スプーンとスピナーとフェザージグがセットになったものが販売されていて、主に欧米ではトラウトやパーチ、ブルーギルやクラッピー用でも多用されるポピュラーな存在のルアーですので別段、邪道扱いはされていないと思います。

フェザーフックにしても、昔からトップウォータープラグのポッパーのテールフックについていたり、近年ではビッグベイトに装着されていたりと、特別いぶかしがるような事ではないと思います。

 

フェザーの効果については、ルアーをよりなまめかしく魅せるのを期待してとか、水流の抵抗が増すなど... 例えばこのところ試しているのは写真のルアー。

 

小型のメタルバイブは鉄板状ボディで沈下速度が速く不規則なフォール姿勢と、巻けばバイブレーションして直線的なコースを引いてこれるルアーですが、写真のようにフェザーフック装着後は水の抵抗を受けやすくなり、フォール速度はスローになり、バイブレーションしにくくなりますが、中層からボトムの間をゆらゆらと漂わせることが可能になります。

バイブレーションや、テールスピンルアーなどはトレースコースが直線的になりやすく、U字を描いてドリフトさせるのは難しいですがフェザーで水流を受け止めることでそれがやりやすくなります。

バイブレーションルアーとしての使い方よりもフェザージグを深場で漂わせる様な使い方に近い「ドリフト専用」といったところです。

 

使い方としては、目的の層まで落としたら、アタリが出やすくなるようにラインを緩め過ぎないようにするため適宜ロッドティップを小さくあおってラインの表面張力を断ち、一定の層を漂わせて使います。 これはフェザージグの使い方と同じですが、ジグヘッド型のルアーをトラウトに使用することに抵抗がある方はこちらのステンレス合金鉄板バイブなどはいかがでしょうか。

 

一通りプラグやスプーンを通した、見るからに一級ポイントの深場のヨレなど、見切りをつけるかもう一手打つか、「居るはずなのだが...」という疑念を払拭すべく最後に選ぶルアーが答え合わせになるか否かは状況次第でわからないものの、「やはり、してやったり!」となると嬉しいのでそういった手数は多く持ち合わせている方がより楽しめると私の場合は考えます。

 

 

付け加えてプラスチックワームについてですが、これについては少々厳しく意見しますと、私的には「外道的ルアー」と考えています。

 

「外道」とは、「倫理的観点から道を外れている」意味。

ではなぜ、プラスチックワームの使用にそのような私情を抱くようになったなったのかを申しますと、もうずいぶんと前に箱根の芦ノ湖がワーム使用禁止になってすぐくらいの時期にトラウト狙いのレイクトローリングをしたとき、たまには持ち帰って食べようとキープしたニジマスの腹を捌いた時、水分で大きく膨張したプラスチックワームが数本出てきて、ぷーんと石油臭もあいまった事もあり、それ以上料理して食べる気にはなれなかったことが大きなショックでした。

おそらくワーム使用禁止になる以前にバス釣りの人がロストしたワームが湖底で揺らめき、バスだけでなくトラウトも拾い喰いする習性があるため飲み込んでしまったものと思われます。

これがハードルアーやフライであれば、拾い喰いした直後に違和感を感じて吐き出すのが常ですが、ワームの場合は触感が柔らかくフレーバー付きで塩が入っていたりでそのままモグモグ食べてしまう。

生餌なら魚の体内で消化されるがプラスチック製品ではそうはいきません。

 

観賞魚を飼育した経験がある人や、魚を捌く人ならわかると思いますが魚類の肛門は哺乳類のような伸縮性はほとんどなく、糞も固形ではなくゲル状になって出てくるため元来それほど伸縮性を必要としていないため消化されないプラスチックワームは排出されずに内蔵に蓄積されたままとなります。

このことが魚の健康にとって良い事とは到底思えませんよね。

 

 

正直、海の場合は広すぎてどのくらい影響があるのかは不明なのですが、あくまで湖沼や河川といった内水面に限っての場合、先述した芦ノ湖の体験も以前から鱒の腹からワームが出てきたといった噂を多く聞くようになり、少なからず持ち帰って鱒を食べる釣り客もいる理由もあってワーム禁止になったとも聞いておりました。

 

キャッチ&リリースで鱒釣りを楽しんでいる以上、魚のお腹の中のことはわかりません。

またバスフィッシングではほぼキャッチ&リリースをする人がほとんどです。

釣った魚を食べる場合でも、捌いた魚からワームが出てきたら食べる気にはなれないと思います。

 

 

動画サイトでもたまにトラウトフィッシングでワームを使っている人が見受けられます。

 

水中にプラスチックワームを残してしまった時の影響をご存じないのだと思いますので、こういったことを述べる者が少しでもいれば何かの気付きになっていただけるかもしれません。

ワームで魚をヒットさせた後はフックと接する部分のワームのボディに裂け目が出たりと、損傷がひどいときは次のキャストでワームがちぎれ水中に没して水底に残留し、拾い喰いされ魚の体内に残ってしまうことがあります。

 

海の根魚などワームでないと根掛かりが激しく釣り辛い場合はフックとワーム本体との接点に接着剤塗布でちぎれにくくしたり傷が入ったワームは新しいものに早めに交換するなどの配慮をすればよいと思います。

 

以上の理由でハードルアーでも十分楽しめるトラウトフィッシングにわざわざプラスチックワームを使用するのは賛同できません。

ワームよりもフェザージグとかの方が魚のためには良い選択ですし、どうしても柔らかいものを使いたいなら魚が消化できるイカの短冊などの生エサを使えば?と思ってしまいます。