2020年10月

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事の起こりはとある川タイプの管理釣り場での出来事。

流れは緩く、水深も浅いプールで、時折小さい虫にライズがちらほら。 3番のフライタックルで臨んだものの、いくらフライをソフトに落としたとて、直後にフライラインが水面に落ちると無反応。

 

 

それならばとテンカラのタックルを持ち出してギリギリ届くかどうかの距離でライズする鱒に向かってキャスト。 テンカラでいうところのラインを水につけない方法では届かないので竿はめいっぱい伸ばし、テンカララインも水面に落としている。 にもかかわらず、細いテンカララインのプレッシャーは低いのか、この釣り方では面白いように食ってきた。

 

養魚場が経営している管理釣り場でフレッシュな魚を多く放流できる釣り場ならもっと簡単に普段の道具立てで楽しめるのかもしれないが、そうではないスレきった魚を相手にせざるを得ない釣り場だって少なくない。

 

自然渓流であっても同様のことがいえるが、いつもの自分の気に入った釣り方で釣れなければ仕方ないと考えるか、何とか状況にあわせて好反応を得たいと考えるのか、それはその人それぞれなのだから。

 

この時のフィールドの状況を私たち人間界に置き換えて想像してみよう。

 

 

私たちは野球場で守備に就いている。 そこへフライ性の打球が飛んできてボールをキャッチしようと待ち構えているところへ何故かロープも守備範囲に落ちてきたと想像する。 このロープが普通の太さのトラロープがパラっと落ちたのか、大綱引き用の綱がドサッと落ちたのかではその驚き方に差が生じて当然といえます。

 

 

小さな虫が落ちてくるのも敏感に察知する魚たちがラインが落ちてくるのを気づかないはずがない。 ならば、ラインの質量は大きいものより小さいほうが魚に与えるプレッシャーは低いと考えるのが道理だ。 飛距離をあまり必要としない渓流域において、1番クラスのライトラインには大きなアドバンテージがあると考えました。 水面を荒らしにくいだけでなく、テーパーのないレベルラインにすることにより、思い通りの波形でフライラインを水面に落とすことも、メンディングも容易であることをテストを重ねることで実感できました。

 

ラインのテーパーが急であればあるほど、リーチキャストなどがやりづらく、WFよりもDT、DTよりもレベルラインがやりやすかった。(低番手の話です)

 

このノンテーパーのレベルラインに対して相性が良かったのが、これまたテーパーの無い「ZXリーダー」

 

ZXリーダーは繊維の組糸で巻き癖が一切つかないしなやかなリーダーでソフトなプレゼンテーションが可能。 ドライフライスプレーなどで浮かせることも可能だが、そのままの水なじみの良い性質を生かしてウェットフライやニンフを沈めて使うにも良い。

 

ZXリーダーにはインジケーターポイントのより糸がついていて、直接ティペットを接続して使用します。

 

ZXリーダーとレベルラインはウェルディングチューブで溶着しています。

 

 

スレッドで縛ってごく少量接着剤をたらしたら、あらかじめフライラインに通しておいたウェルディングチューブをリーダーとの結束部分に合わせてからヒートガンやドライヤーの熱風で溶着します。 この時、加熱しすぎると熱で溶けてラインが切れたりするので加減が必要です。

 

 

ZXリーダー単体での販売以外に、レベルラインとZXリーダーでシステムを組んだセットの販売も予定しています。

 

 

ともすれば、ほとんどフライラインを出さないリーダーフィッシングの際もZXリーダーはやりやすいですが、モノフィラのリーダーに比べ張りが少ない分、穂先への絡みが多くなるデメリットもあります。

 

 

また、ラインもリーダーも細く、水の抵抗が少なく済みますのでウェットフライの釣りでダウンストリームになった時も水圧の重みを感じることも少なく、微妙な魚のアタリに集中できます。

 

 

さらにセンシティブな釣りを展開するためにSensitive & Lightというチタンティップのフライロッドのご用意もあります。 価格等、詳細が決まり次第商品ページにアップいたしますので今しばらくお待ちくださいませ。

TOKYO outside Festival 2020 . 10 .31(sat)11.1(sun) at 昭和記念公園(立川市)

 

アウトドアブランドのほか、釣り関係ブースでは、つりぼりカフェCatch&Eatさんの出店で釣った魚を食べられたり、釣具の展示販売などもある催しです。

 

この度は、つりぼりカフェCatch&Eat→https://www.catch-eat.com/さんのお誘いを受け, かねは商店も参加させていただくこととなりました。 広い公園なので、ひょっとしたらWESSEXロッドの試し投げをしていただけるかもしれません。

 

また、

 

こんなのとか...

 

 

 

 

いろいろ販売するのと、今後のテーマとして掲げている、「折りたたみネット普及」「たためるようになるまで教えます」を当催しから開始していこうと思っています。 私やfactory-bさんが丁寧にたたみ方を理解出来るようになるまでお教えいたします。

 

一応、使い捨てのポリ手袋と消毒液もご用意してお待ちしております。

 

こういった催し会場以外にも関東近郊の釣具店さんでもやっていけたら...と思っています。

 

インスタネットをはじめとしたスプリングフレーム折りたたみネットに興味のある方、見かけたらお声がけくださいね。

 

 

スプリングフレームのネットの利点はコンパクトになる以外にも、落下の衝撃に強いなどもあります。

 

 

factory-bのβ-tiランディングネットは言わずもがな...

 

 

 

 

 

樹脂を含侵させているスタビライズドウッドのハンドルも、普通のウッドよりも破損しにくいメリットがあります。

ラバーネットが石に当たる衝撃を緩和しているというのもあると思います。

 

山岳渓流という少し特殊な環境で使用する道具だからこそ、途中で使用を断念せざるを得ないという事態は避けなければなりません。

 

WESSEXのロッドブランクもそうですが、丈夫な道具であることをポリシーとしていますので、スプリングネットもこの理念に適っているといえます。

 

また、釣り遠征にも心強い予備ネットになると思いますので是非。

 

 

群馬県が誇る遊漁系ニジマスのハコスチ。 大袈裟ではなく、普通のニジマスの2〜3倍ジャンプを繰り返し楽しませてくれます。

 

利根川本流の冬季マス釣場や上野村の他、管理釣り場にも放流されていますので、ハコスチで検索してください。 この魚のおかげでオフシーズンとは言えなくなってきています。

 

 

こちらは、お客様オーダー品。 factory-b β-tiランディングネット+かねは商店タングルフリーネットの組み合わせ... こちらが現状で考えられる最軽量の30cm枠のネットでは?(当社比)と。

 

なんと89g!! 軽すぎます!💦

 

 

 

 

 

 

通常のラバーネットよりも70gの軽量化です。 タングルフリーネットは撚り糸にPVCコーティングがさており、水を含まない分より軽快な使い心地です。

 

ご注文方法はβ-tiランディングネットと一緒にご注文いただき、ラバーネット不要とお書き添えくだされば、自動返信メールの次に在庫確認メールをお送りします時に¥1,000-引きした金額で再計算して、代引きやクレジットカードのほうも決済金額の変更手続きいたしますのでご安心ください。

ペイパルは、ネット不要分を返金手続きいたします。

 

 

渓流オフシーズンは道具再考シーズンとばかりに、お客様におかれましては多くのオーダーをいただき誠にありがとうございます。 今後も面白い企画を携えてご案内いたしますので何卒よろしくお願い申し上げます。