フライロッド、リーダー、ネットのテスト

かねは商店足利ベースがある両毛エリアも5月下旬になって徐々に日常を取り戻してきた感があります。



こちら、渡良瀬川本流にておそらく成魚放流されたヤマメ。バードアタックの傷跡が痛々しいですが果敢にフライを食ってきてくれました。



こちらも放流個体のようですね。

さすが市街地を流れる本流だけあって明るいうちは中々厳しく、やっぱり夕方になってカワウや鳥たちの帰宅時間である薄暮時を狙っての短時間釣行。お客様よりご注文いただいた商品を発送してから出発します。
飛んでいるのがツバメからコウモリに変わるくらいまで、ほんの短いひと時のお楽しみです。



こちらの個体はカワウが帰路に飛び立ってから3分後にヒットしました。
ヤマメとしてはありきたりなサイズですが随分と立派で美しい尾鰭の持ち主で流れの中で何度も「ググン!ググン!」とヤマメ特有の締め込みを堪能させてもらいました。

今シーズンテストしているフライロッドは♯0で特殊なティップを使用したもの。
フライラインも♯0ですから飛距離に期待はできないものの、ひとたび魚が掛かると結構スリルが味わえる仕様となっていまして、フライ経験値の高い方も楽しめるように進めています。
リーダーも特殊なものでテストしており、ロッド、ライン、リーダーと一貫したシステムを試しているという訳です。
フライフィッシングの経験がない方の一つの壁であるキャスティング。上手にできるに越したことは無いのですが、キャスティングの難しさに挫折しないためにも先ずは毛ばり釣りの楽しさを実感してほしいので、次のようなテーマを掲げて開発しています。
キャスティング性能よりも軽いラインシステムを使用することで初心者の人でも水面を荒らしにくい、魚を繊細に誘いやすい、折れにくい穂先、魚が小さくても十分楽しめる、ウェットフライメインで流して釣りが出来るように考えました。ウェットフライ的な釣り方といえばテンカラで毛ばり釣りを始めるという手もあるのですが、テンカラをやるにつれ、同時にフライタックルの秀逸さに気づかされるようになってきます。ラインを長く伸ばしたり、短くしたり自由自在であること。毛ばりを木に引っ掛けてしまった際も回収しやすいことなど色々有利なことが多いと感じます。
道具のカッコよさというのも大きな理由だったりします(^ ^)

ネットはラバーコーティングされたものでテストしています。
「使いやすい」という感覚は薄いですが、写真のヤマメのような美麗な尾鰭を裂かないように配慮するのには良い選択肢ではないでしょうか。

また進捗がありましたら報告させていただきます。

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