2025新導入ハンドクラフトサーチャージについてのご説明

お客様皆様ご存じかと思いますが、WESSEXトラウトロッドのウォルナットウッドグリップはイーナンバープロダクツさんによるハンドカービングで作成されております。

特に、ベイトグリップは機械工具で加工できる箇所が少ないため手を使った作業が多くなります。

長年、そういった作業を多くこなしてきたため、最近では手が痛むことも多くなってきているとのことで、従来通りの作成本数は厳しいとのこと。

作成本数を減らすことに加えて、グリップ1本あたりの単価を値上げしたいとのことで、その値上げ幅は私の想像をはるかに超えた上げ幅のため、どのように対処するかとこの数か月は頭を悩ませてきました。

というのも、通常は原価が値上げになった場合、パーセンテージに応じて販売価格や卸価格というのも比例してくる訳なのですが、そうした場合、とても現実的な価格とは思えない金額になってしまうためです。

そこで、通常の仕入金額としてではなく、外注工賃として経費計上することで、送料などと同じように、実際の値上げ額に対し、かねは商店の利益を乗せることはせずに、値上がり分を「ハンドクラフトサーチャージ」 としてそのままの金額をお客様よりお預かりし、工房にお渡しする方策をとることにいたしました。

わかりやすく、注文住宅にたとえた場合、上棟式で施主さんが大工さんにお渡しするご祝儀のような感覚で、WESSEXトラウトロッドをご購入のお客様から、工房に「ご苦労様」というお気持ちを頂戴して、かねは商店はその橋渡しの役をさせていただくような感じでしょうか。

直販サイトではそれでよいのですが、釣具店さんや問屋さんに対しては、商品代金以外に送料と同じく利幅のない項目が増えることをご理解いただいた上でご注文いただくことが必要となりますので、十分ご理解くださいますよう、関係各位、何卒よろしくお願い申し上げます。

※WESSEXトラウトロッドのベイトロッド及びスピニングロッドのウッドグリップシリーズは2025年作成のものから順に「ハンドクラフトサーチャージ」がかかります。

 

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